乳児ボツリヌス症

乳児には絶対に蜂蜜を与えないこと

蜂蜜を原因とする病気に乳児ボツリヌス症があります。

 

蜂蜜の中に含まれているボツリヌス菌の芽胞を体内に取り込むことで、腸の中で菌が発芽・増殖し、その菌が産生した毒素によって発症するのが乳児ボツリヌス症です。

 

日本国内では千葉県内で1986年に初の症例が確認されているようですが、それ以来20例以上が発生しているとのことです。

 

大人は抵抗力があるのでこの毒素の影響を受けることはありませんが、1歳以下の乳児は抵抗力がないために中毒を起こしてしまうのです。

 

このボツリヌス菌による中毒を起こすと、乳児は何日も頑固な便秘が続きます。

 

さらに筋力が弱まって、まぶたが垂れ下がったり、手足がだらりとしたり、泣き声が小さくなるなどの症状がみられます。

 

またおっぱいをきちんと吸えなくなり、呼吸困難に陥ることもあります。

 

中枢神経が冒され、致命率も1から3%ほどありますから、怖い病気です。

 

潜伏期は長く3〜30日間と幅がありますから、場合によっては原因を特定するのが大変難しいかもしれません。

 

症状から推測していく必要があります。

 

治療としては血清の投与が行なわれます。

 

市販の蜂蜜には「蜂蜜は生ものですから、1歳未満の乳児には与えないで下さい。」という注意書きもされていますが、1歳を過ぎるまでは絶対に離乳食やおやつに蜂蜜を混ぜてしまわないように十分に注意して下さい。

 

また急に頑固な便秘が続き、乳児がボツリヌス症の症状を表わした時は病院で受診しましょう。

 

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