赤ちゃん 腸内環境

引き継がれていく腸内環境

乳幼児が便秘を繰り返している場合は、根本的に腸内環境が整っていないことが考えられます。

 

でも、生まれて何年もたたない赤ちゃんでも、なぜ腸内環境が整っていないということがあるのでしょうか?

 

それは出産時のママの腸内環境と深い関係があります。

 

腸内環境は腸内に棲む細菌によって決まるということはご存知だと思います。

 

お腹の赤ちゃん

お腹にいる時の赤ちゃんは無菌状態ですから、この時点では、どの赤ちゃんも同じです。

 

しかし出産時に違いが生じるようになります。

 

胎児が産道を通る時に、主にママの腸内細菌を引き継ぐ形になるのです。(産道と腸の棲息菌の種類は似ているそうです。)

 

胎児はママの産道に棲息する細菌を口から取り入れ、それが赤ちゃんの腸内に菌が棲みつくきっかけになります。

 

また他にも出産時に一緒に出るママの便や空気中の細菌、産科スタッフの手指などからも菌が取り込まれ、それらが赤ちゃんのはじめの腸内環境をつくっていきます。

 

そしてここが大切なところですが、妊娠中の便秘などでママの腸内が悪玉菌優勢だと赤ちゃんにも悪玉菌優勢の環境が引き継がれる可能性が高いということです。

 

逆にママが出産時に善玉菌を多く保有していれば、赤ちゃんにもその割合が引き継がれることが多いようです。

 

このことを証明する報告として、フィンランドで90組の母親と生後3ヶ月の乳児の便を調査したところ、75%の親子で共通のビフィズス菌をもっていることが分かりました。

 

この調査からも、100%ではないものの母親の出産時の腸内環境が、生後の赤ちゃんの腸内環境をかなりの程度左右しているということがいえると思います。

 

でも心配しすぎる必要はありません。

 

生まれた時の細菌の状態は確かに大きな影響力があるようですが、その後の生育の過程で腸内環境を大きく変化させることが可能のようです。

 

特に離乳期までが重要な分かれ目となるようで、腸内環境と深い関係のあるアトピー性皮膚炎も、2歳頃までに発症しなければその後も発症しないといわれています。

 

幼児

離乳期までは赤ちゃんの腸内環境にもよく気を配って、できる限り腸内のビフィズス菌を活発にしてあげましょう。

 

また既に離乳期を過ぎているお子さんでも、時間をかけて継続的に善玉菌を増やすことで理想の腸内環境に近づけることができることと思います。

 

子どもの一生の健康を左右するかもしれない大切なポイントですから、なるべく幼いうちからいい腸内環境をつくってあげたいですね。

 

乳幼児の腸内環境を日に日に良くする方法