子供の便秘と便失禁・便漏れについて

子供の便秘が悪化すると、便失禁・便漏れを起こすことがあるので要注意です。

階段をかけあがる子供今年9月に日本小児栄養消化器肝臓学会と、日本小児消化管機能研究会による合同の委員会は子供の便秘に関するガイドラインを作成しましたが、その中で便秘が悪化したときの問題について分かりやすくまとめられています。

そのガイドラインによれば、便秘症はきちんと治療しなければ悪循環を繰り返す可能性があることが指摘されていました。

特に「巨大結腸症」という腸が異常に変形したり、便漏れが続くような状態になり、ますます便秘が悪化するだけでなく、常に子供の周囲で臭いにおいがするという問題があります。

便失禁・便漏れは4歳児では約3%にみられるようで、年齢が上がるとともに解消することがほとんどのようです。

またタイミングとしては、トイレトレーニングの時期や学校に入るころに見られます。

なぜ便失禁・便漏れが起きるのか

便失禁・便漏れにいたる経過は次のようなものです。

便の出口である肛門の手前には、「直腸」があります。この直腸に便がたまったまま便秘で長い間排出されないと、便は水分が吸収されていきすから段々と硬くなってしまいます。

そして、硬くなった便を出すのは痛みが伴うために、子供は排便を我慢するようになり、ますます直腸に便が溜まっていくことになります。

ついには便がたまって膨らんだ直腸では、便のすき間からやわらかい便が少しずつ出るようになったり、たまっていた便の一部がポロッという感じで出てしまうということです。

また軟便がにじむように漏れるということもあります。

幼稚園の運動会これが続くと腸壁も引き伸ばされたようになってしまい、直腸の刺激も感じにくくなりますから、子どもは便意を感じずに漏らすことを繰り返してしまいます。

ですから、子どもの便失禁や便漏れは病気ではありませんが、排便を過度に我慢することが原因で、腸の機能が低下してしまうことで起きます。

このように漏らすが続くと、子ども自身が気持ちが悪いですし、幼稚園や学校でも周りの子から指摘されて恥ずかしい思いをしたり、いじめの原因となることも考えられます。

子どもの便失禁・便漏れを改善する

便秘による便失禁・便漏れが起きたときは、まずは浣腸や下剤などで直腸にたまった便を取り除くことが必要です。

そして、子供が排便を我慢しないように環境面や心理面でのケアが必要です。

厳しすぎるトイレトレーニングは、トイレを我慢してしまう原因につながりますので、時期を先延ばしにしたり、他の工夫が必要かもしれません。トイレトレーニングの注意点はこちら

また学校に行きはじめた頃であれば、登校前に家でゆっくりとトイレに座れるような環境づくりも大切です。小学生になってからの便秘はこちら

にっこり笑う子供さらに、毎日スッキリとお通じができるように、食事面や生活習慣の改善にも取り組んでいきましょう。

規則正しいお通じの回数が増えていくにつれて、便失禁・便漏れも改善していく場合が多いようです。

それでも、なかなか改善が見られないようなら専門の便秘外来などで治療を受けたほうがよいでしょう。

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子どもの便秘解消サイト

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